生田村とは?

棚田

生田は淡路島の北部の山間部に位置し中世に淡路を治めていた細川家の一門、 細川備中守尚輝の居城跡を含む地域です。 農業で生活できない社会環境から若者が流出して高齢化率が40%に近いなど少子高齢化が進み、 地域の生田保育所は平成20年3月に休園 (22年3月に廃園) 生田小学校も平成21年3月には統合によって廃校となりました。

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中山間地で条件が悪いにもかかわらず旧来から米作りに熱心に取り組む地域でしたが、 農業の現状として、一部でブロッコリーや花卉千両栽培も行われているものの、 もともと零細な米単作地域で、しかも高齢化によって農業そのものを担える人々が減少して 現在では耕作が放棄される農地も増えてきつつあります。

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地区内の公共施設としては、廃校になった小学校の体育センターと生田集会所があるのみで 地域の人々によって支えられている施設として河内神社、志筑神社と宝蔵寺、立正寺、 畑上クラブ、畑下クラブ、大坪クラブなどがあり、町内会ごとに地域の人々の集う拠点となっています。

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このような状況の中でも、地域全体が平成19年度から農地・水環境向上対策、 20年度からは中山間直接支払制度(約110㌶)にも取り組み、 農地や農業施設の保全とともに地域の衰退を避けるため蕎麦の栽培を行い、 環境保全とともにイベントの開催(そば花まつり)など、 蕎麦を通じて地域をあげて活性化のための取り組みを行っています。

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平成22年度には廃園となった生田保育所を淡路市から借り受け、 兵庫県の県民交流広場事業の採択を受けて地域住民の交流施設として整備。 様々なご支援を頂き、平成23年4月1日。「そばカフェ生田村」をオープンしました。

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そばカフェ生田村オープン前から、薫陶の郷の池上さんに蕎麦打ちの指導を受け、 練習を重ねてきました。 施設内に蕎麦を挽く設備も整え、挽きたて、打ちたて、湯がきたてのおいしい蕎麦を提供し、 多くのみなさんに生田に来てもられるよう努力しています。 また、毎週水曜日は「生田の日」として生田の人たちに限定して喫茶部門を営業しています。

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